
安倍晋三首相。総裁選に3選すれば歴代最長の総理10年が視野に入る
Photo: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg
Text by William Pesek
主要メディアの予想通り、3選が決まった安倍首相。海外からはどう見られているのか?日本が抱えるリスクを香港メディアが辛口に予測した。
安倍の「地滑り的大勝利」
2018年8月26日、日本の首相である安倍晋三氏が3期目続投の決意を正式に表明した。噴煙を上げる鹿児島県の活火山・桜島の前で。
2012年12月の首相就任から、硬直化した経済に大ナタを振るうことも辞さずと言い続けてきた安倍首相だが、デフレ解消とイノベーション促進を目指した「アベノミクス」はこれまでのところ、ビッグバンというよりは「煙と灰」だ。
それでも安倍氏は、2018年9月20日におこなわれる自民党総裁選では楽勝すると踏んでいる。

苦戦を強いられている石破茂元幹事長(61)
Photo: Wikimediacommons
残り: 3403文字 / 全文 : 3823文字
この記事は会員限定です。
無料会員になると記事のつづきが読めます。
さらに有料会員になると、すべての記事が読み放題!
さらに有料会員になると、すべての記事が読み放題!
PROFILE
From Asia Times (Hong Kong) アジア・タイムズ(香港)
読者のコメント 0
コメントを投稿するには会員登録が必要です。
今すぐ無料登録