
5月18日、バチカンのサンピエトロ広場でおこなわれた就任ミサで平和と結束をよびかけた教皇レオ14世 Photo by Vatican Media via Vatican Pool/Getty Images
Text by Julie Bosman
新ローマ教皇レオ14世の複雑で多様な家族の歴史を知れば知るほど、それはまるで現代の米国社会の写し鏡であるように見えてくる。
米国シカゴ生まれのロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が新教皇に選ばれた直後、系図学者らによって彼の母方の家系がニューオーリンズのクレオール(有色人種)の血を引いていることが明らかになった。
その発見は、米国人初の教皇に親近感を覚えていたニューオーリンズ市民をさらに喜ばせた。
そしていま、教皇の家系について、もうひとつの物語が浮上した。系図学者たちは、プレボストの父方の祖父母が、かつて「不適切な行為」で逮捕されていた事実を突き止めたのだ。
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